千手観音とは

千手観音は「せんじゅかんのん」と読みます。
梵名サハスラブジャ・アーリヤ・アヴァローキテーシュヴァラといいます。
千手観音は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊です。

「サハスラブジャ」とは文字通り「千の手」の意味です。
千本の手は、どのような衆生をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さを表しています。

観音菩薩が千の手を得た謂われとして、伽梵達摩訳『千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經』があり、この経の中に置かれた大悲心陀羅尼は現在でも中国や日本の禅宗寺院で読誦されています。

六観音の一尊としては、六道のうち餓鬼道を摂化するといわれています。
また地獄の苦悩を済度するともいい、一切衆生を済度するに、無礙の大用あることを表して諸願成就・産生平穏を司るといいます。


千手観音は日本語では「十一面千手観音」、「千手千眼観音」「十一面千手千眼観音」、「千手千臂観音」などいろんな呼び方があります。
「千手千眼」の名は、千本の手のそれぞれの掌に一眼をもつとされることから来ています。

 

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